書記局短信 2011年度


    INDEX
◆きもちは、行動になる。  4月5日号 ◆ツケはやっぱり国民・・。 4月20日号
◆笑顔で(*^_^*) 5月5日号 ◆「甘さ」はイタイ虫歯を招く 5月20日号
◆突破口を開け! 6月5日号 ◆朝活ハンティング(>_<) 6月20日号
◆あなたが経験した「死ぬ気の覚悟」は? 7月5日号 ◆できそうでできない、簡単そうなこと 7月20日号
◆人としての、基本。 8月5日号 ◆言い方ひとつでその人がわかる 8月20日号
◆知ってしまった裏の顔 9月5日号 ◆相手を受け入れることの大切さ 9月20日号
◆ダレのためのお役所?? 10月5日号 ◆見た目より、中身。 10月20日号
◆散髪屋オヤジの腕前 11月5日号 ◆eco?セクシー? 11月20日号
◆バイトにもリスクあり!? 12月5日号 ◆おかんのやる気 12月20日号
◆いちばん大切なものは 1月20日号 ◆求ム!「明るい」食卓 2月5日号
◆近眼の宿命 〜みえへん〜2月20日号 ◆ありえへん面接 3月5日号
◆入社式から3日連続遅刻〜3月20日号

入社式から3日連続遅刻
 バブル絶頂期にもかかわらず、学校が一社も就職先を世話してくれないという、工業高校設立以来の記録を作った。見かねた先輩の薦めでO市にある大手化粧品会社に運良く就職できた。愛用商品の会社であり、女の子も多かったので張り切っていた。入社式は大阪市内のホテル。習慣は恐ろしい。いつもの時間に目が覚め、バスに乗り遅れた。バイクで向かうも道に迷い遅刻。謝罪して歓迎パーティーから合流した。翌日、目覚ましを早めたが、早過ぎて二度寝。また遅刻した。昨日の幹部から「みんな研修に行ったから今日は帰って良し。明日こそ絶対遅れないように」と諭され帰宅。さすがに3日目はヤバイと、早めに就寝。しかし、またまた遅刻。なぜか会社の近くまで行き、電話で「朝起きられないので辞めます」と言ったら、会社の人も、「残念です」とあっさり一言。後日、くだんの先輩にボコボコにされた。以来、早起きが必要な時は、気になってほとんど眠れない。月



ありえへん面接

 若年層の完全失業率は9.3%とめちゃくちゃ高い。20年以上前、一旗揚げようと、18歳で仕事を辞め田舎から大阪へ。金はない。昼夜仕事をして社宅に住めば、店を持つ金も貯めれるはず。求人誌で某大手企業に決めた。不採用など頭の隅にもなかった。条件は「大卒・22歳以上」だったが、電話でしつこく頼んだ。ありえへんことだが「大卒程度の試験でもいいならOK」。問題が一問も思い出せないことからも、全くできなかったに違いない。ただ、面接の記憶は鮮明に残っている。面接した部長の身内がたまたま私の地元出身だったので、途中から、「あのスナックは音響が良い」とか、「ボトル代が一番安い店は」など、大企業とは思えへん面接となった。最後は部長の好きな酒や女の子のタイプまで聞き返し、どっちが面接官か分からんように。終了後、笑いながら部屋を出ると、待機していた大学生がキョトンとしていた。結果は即採用。嘘のようでホンマの話である。月


近眼の宿命 〜みえへん〜

 パソコンのせいか、公務員になる前に2.0あった視力が数年で0.1まで落ちた。目が疲れるんで眼鏡は普段は掛けてない。よく見えないので失敗も多い。こちらに手を振る人がいたんで、手を振り返して近づくと後ろの人が目当てやって、恥ずかしい思いをする。最近はまず後ろを確認することにしてるが、マンションのベランダの人とは気づかず、また知らん人に手を振ってしまった。先日、駅のホームで明らかに自分に手を振った人を、ツレのTだと思って笑顔で手を振り返して目の前に行くと、体型だけ似た全く知らんおっさんやった。ありえへんことだが、相手も自分を別人と間違えていた。「お互い間違えてました」と目で語り合い、無言のまま電車を待つハメに。結果的に最前列に割り込んだ形になってしまったので、気になり振り向くと、女性が口を手で押さえ必死に笑いをこらえている。「向こうが先に間違えたんやがな」とも言えず、気まずい雰囲気まま電車に乗り込んだ。月


求ム!「明るい」食卓
 職場照明が消された暗い部屋で食べる飯は味気なく感じる。節電も必要であるが、せめて15分ぐらいは消さないでほしいものだ。「今日(きょう)は」というメールに対し「要らん」と返信。これは連れ合いと行う夕方の恒例行事。その日は「遅くなるけど要る」と返信。仕事を終え23時に最寄り駅から「飯(用意)しといて」と電話すると「まだできてない」という。腹ペコ過ぎて、つい「何でやねん」と言い返すと、「職場出るとき電話くれたらご飯炊けるのに、直前に言われてもまだや」とのこと。「メールで要るいうたし、今23時やぞ」と、声を荒げ、雰囲気は最悪に。結局、ご飯が炊き上がるまで無言で待つことに。腹が減りすぎた時というのは思てるより食べれんもんで、「腹ペコ言うてるわりにもう要らんの」とつっこまれ、さらに食欲は減退して「ごちそうさん」。家庭では照明よりも連れ合いの機嫌を損ねないのが一番大事であることを思い知らされる日となった。月


いちばん大切なものは
 俳優の山本太郎さんが神戸で街頭に立ち、脱原発署名を呼びかけた。彼のデビューのきっかけは、天才・たけしの元気が出るテレビのダンス甲子園。海パン一丁で奇妙なダンスを踊る強烈なパフォーマンスが印象に残っている。バラエティタレントになるのかと思いきや、味のある演技が魅力の俳優に。そんな彼が、昨年3.11に今度は脱原発デビューした。所属事務所を辞め、収入が10分の1になっても、「大好きな日本に住み続けたい」「生きたい」という強い想いから脱原発を訴え、全国を飛び回っている。「仕事を辞めてまでと思う人もいるが、俳優の終わりの始まりなんて大した事じゃない。原発事故で命がなくなったらおしまい。今の方が忙しさは20倍で、充実している。」と彼はいう。月


おかんのやる気
 大卒の就職も厳しい中、「事務補助員募集(年齢問わず)」という職安の求人情報に飛びついたのは、66歳のおかんである。昔から、肝っ玉が据わっているというか、「どないかなる」で凌いできた頑張り屋であるが、天然でもあった。「年齢問わずとあったら、誰でも受けれるか」。数字しか打ったことがないのに「条件はエクセルがちょっと使えたらええらしいから本買うてきたわ」という。やる気に釘を刺すわけにもいかず、「いけるやろ」とつい返事をした。案の定、若者ばかりの試験会場に年金暮らしのおかんが一人紛れ込むという異様な光景となった。試験官もかなりビックリしていたらしい。結果、「継ぎ頑張るわ」とのこと。あれから一年。そろそろ「次」の時期が来たが音沙汰がない。気になり電話すると、今年の応募資格から(年齢問わず)が消えていたという。「そらせやろ」とも言えないが、さすがのおかんも、こうされたらどないもならんようである。月


バイトにもリスクあり!?
 「バイトできるよう当局に言うてくれ」。最近、現場でよく聞く言葉である。できんことは十分知りつつ、言わずにおられない。痛いほど伝わる。公務員になる前、ツレと副業として軽トラの荷台でフランクフルトを焼いて小遣いを稼いでいた。一本100円もしないものを300円で売る。場代もかからないから結構ボロい。ただ長くは続かない。警察でも行政マンでもない怖そうなおっちゃんが「誰の許可得てやっとるんじゃ、こらぁ」と飛んできた。「知るか、勝手やろ」と一旦かますが、やはり逃げるが勝ち。隙を見て、一目散に逃げた。時間をあけ、今度は逃げやすいように一方通行の入り口で売り始めるとまた、黒のベンツがやってきた。「どこでやっても電話が入るんじゃ」と、あっという間に、かけつける。あの手この手と善戦したが、やはり、あちらの情報網は半端ない。捕まった時のリスクを考えてやめることにした。バイトも楽じゃない。月



eco?セクシー?
 ずいぶん前から髪型は丸刈りにしている。理由は簡単。ハゲ散らかさないようにするためだ。年々、髪の毛が抜け落ち、おでこと頭の境目がどこかも忘れてしまった。そのくせ髭は濃い。どうやら髪は祖父、ヒゲは父親のDNAが強く影響しているようだ。これまで、髪の毛のことは全く気にしていなかったが、昔の写真を整理していたつれあいから、こちらの頭を見て「詐欺やな」と言われてからは、帽子が必須アイテムとなった。髪の毛はすぐ頭から離れていくのに、あの一言だけは頭から離れない。残酷である。しかし、悪いことばかりでもない。3週間に1回のペースで行く散髪代は普通の値段の半額以下、整髪料代も不要。風が吹いても髪型を気にすることもなく、風呂では石けんだけで洗えるなど・・・、と書きながら虚しくなる。日本ではハゲ=自虐的なネタに使われたりするが、ハゲている男性がセクシーと絶賛される国もあるらしく、ぜひ一度訪ねてみたい。月


散髪屋オヤジの腕前
 散髪屋のオヤジは刑事ドラマに出てくる情報屋である。久し振りに田舎の馴染みの散髪屋に行くと、「誰それが事故した」「仕事辞めたらしい」「捕まった」。聞いてもないのに、そこまで言うか?という情報が入る。田舎のツレと会っても、久しぶり感がしないのはこのオヤジのお陰だ。だが、ふと逆に自分のことをどう言われているのか思うと恐くなってきた。自分の話題は極力避け、「ぼちぼちやな」「そんなもんや」と、曖昧な返事をしていた。しかし相手はプロ、徐々に質問も変わり「県辞めてないやろ」「家買ったか」と2択に切り替えてきた。理髪店だけに「利発」なオヤジである。寝たフリも通じない。仕方なく昔から気になっていた隣の青年のことを質問して逆襲した。「彼、息子か」返事がないので「もしかして隠し・・・」と言いかけると、オヤジの表情に動揺が。これや、と思ったとたん髭剃りを交代された。さすが散髪屋、話を切るのもウマい。月


見た目より、中身。
 「DVの被害が3万件台」「ストーカーも過去最多」。ある新聞の見出しである。公務員になる前の話だが、友人の奥さんから「助けて」の電話があり、駆けつけると奥さんと子どもが玄関先鼻から血を流している。「服装が派手」「反抗的」と、旦那にどつかれたとのこと。この友人、見た目はかなりのイケメンで、しかも、超が付く「やきもちやき」だった。そして結婚を機に「DV」に転向。奥さんはジーンズにTシャツという普通の姿なのに、子どもと買い物に行こうとした時に旦那が帰宅し、こんな目にあった。当時、無知な自分は、もめる度に「暴力には暴力で」と、友人をどついて押さえつけていた。あたり前だが効果はなく、DVは更にエスカレートして結局「離婚」に。こんな大変な相手に仕事として日々頑張っている仲間には頭が下がる。老朽化した施設の建て替えも必要だが、まずは職員の補充が先のように思う。「見た目より中身」が大事でしょ。月


ダレのためのお役所??
 とんでもないやつがいた。以前、「県管理用地に倉庫を置きたい」と相談があった。自治会で道路や河川を毎週清掃しているが、道具を保管する場所に困っているという。「役場に行ってもまともに相談に乗ってくれない」と。行政財産の一部を自治会に貸すことは、法律上かなり難しい。ただ、「絶対に無理」でもない。自治会の話を聞いてあげるよう町に電話した。すると、「うちは知らん」「勝手に県でやってくれ」。ややこしい話には首を突っ込まない。やる気なし。数日こんなやりとりが続き、堪忍袋の緒が切れ、町に行き課長に直談判。「自分のことばっかり考えてんと、町民の好意に報いるよう、無い頭使こうて考えてんか」と言ってやった。すると、周りの町職員から拍手喝采。「ありがとう」「もっと言ってください」と感謝までされた。翌日、町長が事務所を訪れ謝罪があり一件落着。よその上司を怒鳴りつけて職員に感謝されたのは初めてである。月


相手を受け入れることの大切さ
 先日、山口県上関町を訪れた。この町は、30年間原発建設をめぐって推進派と反対派が対立してきた。建設予定地の岬がある本土では97%が推進派で、反対派は、就職、結婚差別・・・などあらゆる迫害を受けてきたという。「今の日本でそんなことがあるんか」と、驚きを通り越し情けなくなった。◆推進派は「よそ者お断り」という看板を掲げ、反対派に賛同する者すべてを徹底的に「排除」するという姿勢だ。「原発は人のしがらみすらめちゃくちゃにした」という言葉に、この30年の辛いたたかいの歴史を垣間見た。翌日、祝島へ。建設予定地を望む離島であるが、9割が反対派である。そのため、こちらは逆の「えげつない」話があるのかと思いきや、そうではなく、協同組合のNo.2に推進派を入れるなど、「排除」ではなく「受容」。徹底した民主主義のもと、島民全員の議論で物事を決定している。島おこしや島の展望を語る青年の力強い表情に、明るい島の未来や希望を見た。月


知ってしまった裏の顔
 ある日突然、職員住宅に3人のごっつい男が乗り込んできた。対応した妻から、「携帯電話の利用料金が3カ月未納だと、玄関先で大声出されて怖いねん」と職場に電話が。ドラマにでてくる取り立て屋のように大声で怒鳴られ、職員住宅ではナリが悪すぎる。仕事どころではなくなり、時間休をとって三ノ宮の携帯会社へ駆け込み、引き去り記録のある通帳を見せて抗議した。相手は口では謝るが、「取り立てにきたヤツをここに連れてこい」といっても応じない。怪しい外部に委託しているようである。腹が立ち、来客に聞こえるよう大声で話すと、別の上司が登場して奥の応接に通されたが、そこでも謝罪の一点張り。ラチがあかず「解約しとけ」と言い捨てて帰り、その後は、一切この会社の携帯は使っていない。大企業の裏の顔を垣間見た気がする。超有名企業でも、こんな話がある位だから芸能界だったらなおのこと、と勝手な想像をふくらますこの頃である。月


言い方ひとつでその人がわかる
国民が復興に向け頑張っているさなか、その先頭に立つべき復興大臣の傲慢発言が世間を騒がせた。似たようなことは県の職場でもある。A町の議員から電話があり、「あの道路をなんとかしろ」と命令口調で延々と怒鳴られた。確認してみると県道ではなく市町の管轄であったため、「町の管轄ですので担当部署に伝えます」と丁寧に返した。だがその議員は自分の無知をごまかそうとしたのか、更にヒートアップしてきた。こちらもさすがに堪忍袋の緒が切れ「町会議員のくせに、自宅前の道路管理者も分からんまま、よう好き放題言えますなぁ」と言い返してやった。すると、すぐさま上司へ抗議の電話が入り、問いただされた。説明すると、「よう言うた。次電話かかってきたらちゃんと言うたる」と、上司もご立腹の様子。人を見下したものの言い方しかできない議員に、被災者や一般国民の気持ちがとうてい理解できる訳がない。この話、オフレコですが-。月


人としての、基本。
 行特試験の結果が発表される時期がきた。今はどうか分からないが昔、試験が近づくとろくに仕事もせず試験勉強ばかりしていた非組合員がいた。周りが忙しく来客対応している横で、「担当地区じゃない」と客をほったらかし、電話にすら出ずに本を読んでいる。かたや仕事でくたくたになり、自宅で勉強している人と比べ、仕事の手を抜いて試験勉強している奴の方が圧倒的に有利という現実には、どうしても納得がいかなかった。また、試験の日の朝は各会場で試験反対のビラを配っているが、挨拶しても返事もしない非組がいる。まるで、「知らない人に声を掛けられても返事せずに逃げなさい」と言われた子供のようだ。子供の頃、おばあちゃんが「挨拶も返せん者は人として最低や」とよく言っていた。挨拶もできない、仕事もほったらかしという奴が、何かの間違いで合格と想像しただけでもゾッとする。上司には、せめて挨拶ぐらいはできる人をお願いしたい。月


できそうでできない、簡単そうなこと
 他人に注意するのは勇気がいる。先日、電車に乗った。席はチラホラ空いていたが、4人掛けの席に外人の大男がふんぞり返っていた。私の脚より太い両腕には入れ墨が。私は、わざとその脚にぶつかって奥の席に行った。男は急に姿勢を正して避けてくれたが、しばらくするとまた脚組みして向かいの席を塞いだ。言葉も通じないだろうし、他の席も空いていたので注意すべきかどうか迷っているうちに駅に到着し、男も同時に降りた。2mを超す筋骨隆々の巨漢だった。◆新人の頃、どのルートで通勤するのが楽か試して初めて神戸電鉄を選択した。乗客はまばらである。これは楽だと、靴を脱ぎ横一文字になって眠ってしまった。目が覚め、嫌な気配を感じてそっと薄目をあけると、いつのまにか車内は満員で、乗客は窮屈そうにつり革につかまっている。このまま寝たふりするかどうか悩んだが、勇気を出して「すみません」と席を空けた。やはり注意するということは勇気がいるのだろう。月


あなたが経験した「死ぬ気の覚悟」は?
 「死ぬ気」でやれば何でもできる。10年前、ある店でその筋らしき人に声を掛けられた。「先日、お宅の車とすれ違った際、ミラーが壊れた」「話があるから表に」と言われしぶしぶ外に。駐車場では怖そうな連中がこちらを睨んでいた。ボスは、「若いもんが元気ありすぎて困っとる。きっちり話つけんと帰られヘン」。新手の当たり屋である。一瞬焦ったが、話を合わして「金を降ろすから付いてきてくれ」と、ボスを助手席へ乗せた。ボスも分け前をくすねる好機と思ったのか1人で乗った。その場を離れ近くの港に。死ぬ気の見せ所である。エンジンを吹かし、「どうせ今金払うても一生つきまとう気やろ。それなら俺は家族を守るためにこれからお前と一緒に海に飛び込む。覚悟せえや」「い、いや、分かった。だが手ぶらでは帰れん。少しだけでも・・・」「そんなん自分で都合せぇ」「分かった。降ろしてくれ」何事もなく終わったが、今思い出すとゾッとする。月


朝活ハンティング(>_<)
上り電車内では毎日、席取りゲームが繰り広げられている。わずか35分の乗車時間ではあるが、疲労のピーク時では座れるか座れないか大きな違い。本部に通勤して一年、ほぼ毎日、決まった時間の決まった電車に乗り込むといつもの顔ぶれ。元町駅までに下車する乗客はもちろん把握している。ターゲットを確認し、近くで待機する。ターゲットの脇を確保するため、ゆっくり中へ向かう。無事、真横まで行くことに成功した段階でほぼ指定席の予約ができたも同然。だが、しばしば予期せぬことが起きる。その日はO駅に着き、ターゲットが降りやすいようにと少し場所を移動したが、彼は移動した側の出口に向かおうとする。さらに移動を余儀なくされた次の瞬間、2番手のおばさんがこの席に飛び込んだ。仕方なく次のN駅で下車する次の獲物の横に移動を試みるも先客に陣取られ、ここでギブアップ。今日も立ったまま、電車にゆられ出勤することに。月


突破口を開け!
 近畿府県の担当者会議のつながりが業務にも生きてくる。ある時、国から各事務所や全市町に毎月報告を求めないとできない膨大な業務量の調査がきた。「はい、分かりました」ではやってられない。そこで、以前、似たような調査報告があったので、「それで対応してもらえませんか」と軽く頼んだが、「兵庫県だけ別の様式にすることはできない」と冷たく一蹴。何のために似たような業務をアホほど時間かけてやらんとあかんのか納得いかず、「これで対応できないなら報告できません」と電話を切った。すぐ国から「兵庫県の代表として言っているのか」と抗議の電話が入り、当然ながら上司にも叱られた。その後、近畿の仲間から「兵庫はどうするの」と電話が入ったので「無理だから断ったよ」と伝えた。するとその仲間も次々に業務を拒否し、国も慌てだした。半月後、国から「以前の調査報告をもって対応させていただきます」と丁寧な訂正の連絡がきた。月


「甘さ」はイタイ虫歯を招く
 子供の頃、焼き肉は家で食べるものと思い、まして生のまま食べられる肉があることすら知らなかった。ユッケや生レバーを初めて食べたのは18歳。当時働いていた店の客と行った焼き肉屋が生肉デビューである。それから店に行けばたいがい注文していたため、子供も「甘くておいしい」と、よく食べるようになった。だが、先日の集団食中毒事件で、焼き肉屋から足が遠退いている。もうけを最優先し、安全を無視し続けた企業体質の代償はとてつもなく大きい。日本の原発の耐震指針は06年に大幅に改正されたが、その基準の根拠は既存の原発が不適格にならないようにとのことだったという。企業、御用学者、政府の癒着で長年「甘い汁」を吸ってきた。焼き肉屋も原発企業も、もうけのために安全を軽視した。最後は「法律が悪い」「国が補償」と責任転嫁し、想定外で逃げおおせるという「甘い考え」が幹部にあるのではないか。国民はそんなに「甘くはない」月


笑顔で(*^_^*)
 自分の職場以外の新人に初めて組合加入オルグに回った。仲間から「別の組への勧誘か」なんて言われる。自分ではそんなにゴツイ顔しているとは思っていないが、どんな言葉であれ、仲間から声がかかると嬉しいはずである。分会長をしていた頃は、あくまでも職場の仲間であり、仕事や遊びでつながりのある人へは気軽に呼びかけもできていた。また、新採や非組も職場の仲間の声は無視にできないということもあり、良く聞いてくれたが、初めて会う人への呼びかけは結構厳しい。非組は「声をかけるなオーラ」が背中から溢れている。そのオーラを突き破り、気合いを入れて話かけるが「別に組合の必要性は感じてない」と一言。それでも話をしようとすると「忙しいので」と遮られる。いちいち腹をたてていては身が持たないが、やっぱり腹が立つ。「組合が勝ち取った権利すべてを放棄してから言え」と心で叫び、今日も笑顔でオルグを続けている。月


きもちは、行動になる。
海外メディアでは、「略奪や暴動がない」と日本人を賞賛する声がある。水を差すようで申し訳ないが、募金泥棒や被災地あらしなど大震災を悪用する輩が出没している。実は私の実家も7年前の台風豪雨で2階付近まで浸水した。避難所で寝泊まりすることになったが、その際にボランティアや知人のフリをして被災宅に入り、着物などの高価なものを盗む事件が発生した。被災者にとって僅かに残った想いでの品を盗むという行為には、同じ「人」として怒りを通り越し、その「質」の低さを情けなく思う。復旧・復興など、すべての出来事は「人」によって行われる。つまり、その人の想いや行動等により、良くも悪くもなるということである。被災地では、自身も被災者であるにもかかわらず、みんなを励まし頑張っている「質の高い人」がおられる。この爪の垢でも煎じて飲ませたいが、所詮、質を高める気持ちがなければ変わることはないだろう。月


ツケはやっぱり国民‥。
 東日本大震災の影響は全国の至る所に波及している。特に福島第1原発事故は、放射性物質という目に見えないもので、風評被害も含め大きな問題となっている。この事故で初めて気がついたが、東京電力は首都圏1都7県などが営業地域だが、電力供給源の原発は青森、福島、新潟など営業地域外にある。関西電力も電力の54%も原子力に依存しているにもかかわらずすべて福井県の原発が供給源である。いわゆる電源3法交付金や税収増、減税などと引き替えに、大都市消費のために地方を犠牲にする構図がここから見えてくる。財界、学者、政治家が「利潤と経済性」を強調し、国も認めた原発は、ひとたび事故が起きれば、その利潤も経済性も吹き飛ぶ莫大な損害となり、そのツケは国民が負うこととなる。私たち県職労は運動方針で、「自然と共生できる社会を作り上げるため、原発の新設と核廃棄物再処理反対」など、一貫して脱原発の方針を堅持している。月